中国フェンシング王座戦大会に行った話


こんにちは!主将の増田です。

先日、私は、島根県安来市で開催された、第40回中国王座戦の帯同審判として派遣されました。本当は選手として大会に出場したかったのですが、関西学連との二重登録になってしまうため、この大会の出場資格はありませんでした。当初、「まぁなんとかなるだろう」と気楽にしていたのですが、会場はまるでインターハイ仕様のように設営されていて、大きな大会での審判経験がない自分が、ジャッジして良いのだろうかと、一気に不安になりました。


審判は17日に5試合、18日に1試合、フルーレの審判をしたのですが、こんなに緊張して難しい審判は初めてでした。特に印象的だったのが、成年男子の山口県対島根県の試合で、島根県が山口県を追い上げる緊迫した展開が続き、早い権利の移動に、フレーズが分かりにくいタイミングでのアタック、とただでさえ神経を使うのに、双方が自分の点数を主張し、観戦席からの大きな声援、ベンチからのアピールに、頭が真っ白になり、とても生きた心地がしませんでした。また試合後に、相手監督にどうしてこっちの点なのかを尋ねることで、審判の勉強もでき、失敗もしましたが、いい経験を積むことができたのではないかと思っています。



ここで自分が知らなかったルールを知ることができたので共有しておこうと思います。

○片膝でも床につけば、アルトをかけなければならない。片膝が床に着いた後のトゥシェは無効になる

○ピストから片足が完全に出た場合、アルトをかけ、1m後退させる

○エンドラインに前足が接地していなくても、空中に足が残っていれば、OK

○お互い前進していたAとBが同時にストップした後、Aがマルシェファント、Bがファントで攻撃した場合、Aが先にアタックモーションに入ったとの優先権が認められ、Aのアタック、BのコントルアタックでAの勝ちになる(Bが先に手を伸ばして突いたように見えるが、これは誤審)

○お互い前進し、Aが先にストップ、BがAの後にストップして同じタイミングでAとBが攻撃した場合、Aのアタックノン、権利がBに移ってBのアタックノンで、再び権利がAに移り、Aの優先権が認められ、Aの得点になる(ノンノンシムルタネーを取ってしまうと、ベンチから指摘が飛んでくる可能性あり)



また並行して開催された第74回国民体育大会中国ブロック予選に当部の徳永先輩が参加しました。お忙しい中、練習にも来てくださり、ありがとうございます!お疲れさまです!


全国公まであと5日になりました。やることをしっかりやり目先の大会に備えようと思います。ありがとうございました。



0コメント

  • 1000 / 1000